工学部メールマガジン


静岡大学工学部 [第35号] 2022年10月 配信
https://www.eng.shizuoka.ac.jp/outline/magazines/
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  ☆☆☆ 第35号発行 ☆☆☆
  このたび、メールマガジン第35号を発行いたしました。
  本メールは、静岡大学工学部の近況についてお送りします。
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┏ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃ 1. 【特別寄稿】

┃ 2. 【工学部のNews & Topics】

┃ 3. 【工学部の研究紹介】

┃ 4. 【お知らせ】

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[1] 【特別寄稿】
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静岡大学浜松キャンパス100周年記念式典の開催について
                         100周年記念事業実行委員長 
                         工学部長 喜多 隆介

 静岡大学浜松キャンパスは、1922年10月20日に浜松高等工業学校が設立・公布されてから本年で100周年を迎えます。これを記念して、9月24日に記念式典がアクトシティ大ホールを会場として執り行われました。当日は式典に先立ち静岡大学交響楽団による記念演奏会が華やかに開催されました。
 式典では、式辞(喜多)に続いて日詰一幸 事業推進委員会会長(静岡大学長)、草間三郎 事業推進後援会会長(元セイコーエプソン株式会社代表取締役社長)のご挨拶、そして地域からのご来賓のご祝辞がありました。その後、「浜松キャンパス100年の歩み」(笹原情報学部長)について、「静岡大学浜松キャンパス100周年記念事業」(喜多)について紹介がありました。また、記念講演として、浜松出身でノーベル物理学賞を受賞された名古屋大学教授 天野浩先生より「これまでの100年、これからの100年」と題して講演がありました。100周年記念にふさわしく、我々のこれからの人材育成にとって大変示唆に富む内容でした。
 浜松キャンパスは、浜松高等工業学校より受け継がれる「自由啓発」の理念を引き続き高く掲げ、地域に根付く「やらまいか精神」を尊び、未来を切り開く人材の育成と研究を推進し、教育・研究・地域貢献・国際連携を通して、地域や企業の皆様にとって「真に頼りになる大学」として、次の100年も大きく発展していく決意を新たにしました。



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[2] 【工学部のNews & Topics】
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■ 新任教員の紹介

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                               電子物質科学系列
                               教授 越水 正典

 2022年4月に工学部電子物質科学科および電子工学研究所に着任しました越水正典こしみず まさのり)と申します。東京大学大学院工学系研究科の博士課程を中途退学し、2004年1月に東北大学大学院工学研究科応用化学専攻の助手に着任し、2007年4月に助教、2011年10月に准教授に昇任し、この4月に仙台より異動してまいりました。着任前にも浜松キャンパスには研究会や共同研究打ち合わせなどで年に1~2回は来訪しておりました。来訪時にはうなぎを食べに行くのを楽しみにしておりましたが、浜松に引っ越してからはほとんど食べなくなってしまいました。仙台に住んでいた際にも牛タンを食べるのは来客時程度だったので、名物とはそういうものなのかもしれません。
 着任まもなく4名の卒論生が配属されました。配属当日には椅子が不足するなど、彼らには不便な点があるとは思いますが、順調に成果を挙げ、秋季の応用物理学会では全員がポスターセッションで成果発表を行う予定です。前任校より、学生についてはとにかく多くの成果発表機会を与え、その中で鍛えるスタイルを取ってきました。本学でもそのようなスタイルで研究室運営を進める予定です。
 大学院在学時より、放射線を研究対象としております。学生のときには、放射線によるエネルギー付与により生じる結果(発光や欠陥生成など)を分光学的に解析するという、物理よりのテーマの研究に従事してきました。前任校では化学・バイオ工学科に所属しておりましたので、放射線計測に資する材料開発にテーマをシフトしました。本学でも、学生のテーマとしては、放射線を可視化するための材料開発とする予定です。用いる材料系にはこだわりがなく、有機物(有機分子の結晶、ポリマー、あるいは液体)、無機物(単結晶、セラミックス、ガラス、ナノ粒子)、さらには有機無機ハイブリッド材料も駆使した研究を展開しております。
 研究室ホームページについては、徐々にコンテンツを充実させていきます。また、加速器での実験のため、あるいは成果発表のための出張など、近況についても逐次更新し、成果リストも整備しております。ご興味ございましたら、ご訪問いただけますと幸いです。
https://wwp.shizuoka.ac.jp/koshimizu/

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■ 硬式野球部 ~全日本大学野球選手権出場~
                          機械工学科4年
                          元硬式野球部副主将 竹田 龍平

 皆さんこんにちは。元静岡大学硬式野球部副主将の竹田龍平です。元と書きましたのは今年の春の大会をもって私自身は引退したためです。静大硬式野球部は春に代替わりがあります。(4年秋まで残る選手もいます)ところで大学野球というと高校野球やプロ野球と比べて馴染みがない方が多いのではないでしょうか。大学野球は学生スポーツの面白さもありながら高校生と比べ精神的にも成長して、メンタル面以外の技術・能力といった部分においてより純粋な野球の勝負が楽しめるところが魅力であると個人的には思います。
 ここからは静岡大学硬式野球部についてお話ししたいと思います。静岡大学硬式野球部は4学年合わせて100人近くの部員が在籍しており、そのうち約10名が浜松キャンパスの学生です。硬式野球部は静岡キャンパスにしかなく、浜松キャンパスの部員は週末と長期休みに本隊に合流し、一緒に活動しております。静大硬式野球部は「全国大会ベスト4」を目標に活動しており、阪神タイガースに進んだ先輩もおります。
最近の実績は以下のようになっています。

○2020年度
・秋季新人戦静岡県大会優勝
・秋季新人戦東海大会優勝
○2021年度
・春季東海地区大学野球連盟静岡県リーグ2位
・秋季東海地区大学野球連盟静岡県リーグ優勝
・秋季東海大会3位
○2022年度
・春季東海地区大学野球連盟静岡県リーグ優勝
・春季東海大会優勝
・全日本大学野球選手権出場(8年ぶり3回目)

今回は東海大会を勝ち抜き、東京ドームで全国大会を行いました。(【硬式野球部】全日本大学野球選手権への出場を学長へ報告|新着情報|静岡大学 (shizuoka.ac.jp))しかし、残念ながら目標達成とはならず一回戦敗退となりました。引き続き目標である全国ベスト4を達成することに加え、静大内のみならず静岡そして全国へ感動を与えられる組織を目指して精進していきます。
 さて浜松キャンパスの学生についても少し書きたいと思います。上記のように浜松から静岡に毎週末通うということもあり、部員全体に比べると浜キャン所属の部員は少ないですが、浜キャンの部員も活躍しております。私の一つ上の代には野球部の二枚看板を務めた先輩がおり、投手として145km/h以上を記録していました。現在は企業チームで社会人野球を継続しております。他にも浜キャンの選手はレギュラーとして出場したり、多くのメンバーがベンチ入りするなど、特殊な環境を逆手にとり、工夫して活躍しています。また、選手だけでなく学生コーチとしてチームに貢献する部員もいます。
 まとめになりますが、上記のように硬式野球部は活動しております。これをきっかけに大学野球、静大硬式野球部、そして硬式野球部で活動する浜キャン生を知っていただけたら幸いです。これからも硬式野球部の応援をよろしくお願いいたします。以下に活動の様子を
写真で添付しておきます。最後まで読んでいただきありがとうございました。


写真1:久能山東照宮での初詣


写真2:全日本大学野球選手権出場権獲得(草薙球場)
注:静岡リーグ優勝の後に東海大会(岐阜、三重の代表校との三つ巴戦)にて優勝


写真3:全日本大学野球選手権試合前集合写真(東京ドーム)


写真4:全日本大学野球選手権でのベンチの様子(東京ドーム)

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[3] 【工学部の研究紹介】
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                    「金属板材の塑性変形特性の測定と数値解析技術の開発」
                     機械工学系列 吉田 健吾

 鉄鋼材料やアルミニウム合金などの金属板材を使用した工業製品の塑性加工に関連した研究をしています。近年は、自動車のボディパネルや骨格部品、飲料缶などを対象として、塑性加工中の板材の変形挙動について深く研究をしています.図1の左上に示すように、加工条件の変化によって、上手く加工できたり、しわが発生したり、または破断することがあります。このような加工不良を防止するためには、板材の変形特性を正確に把握することが第一です。しかしながら、加工中の板材は2方向に引張・圧縮の荷重を受けるため、一般的な単軸引張では不十分です。そこで、当研究室では、図1の右上に示すような2方向に荷重を負荷する2軸試験を実施しています。さらに、実験的に測定するだけでなく、数値解析による予測も行っています。金属材料は規則的な原子配列を有する結晶がすべり変形を起こすことで塑性変形します。そこで、そのような変形メカニズムを考慮した結晶塑性解析を用いて、図1の下に示すような塑性加工解析を実施し、加工不良の予測精度を向上、ならびに加工不良を低減させる技術開発を行っています。微視的な変形メカニズムを考慮しているため、塑性加工への適用のみならず、将来的には材料設計へも発展させられる可能性を有しています。


図1

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[4] 【お知らせ】
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■テクノフェスタ・静大祭in浜松
 3年ぶりに11月12日(土)~13日(日)に開催予定です。コロナウィルス対策の為、事前登録が必要とされております。皆様のご協力をお願いいたします。
https://www.eng.shizuoka.ac.jp/festa2022/
https://www.hama-shizudaisai.com/

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      ~最後までお読みいただきありがとうございました~

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