テレビの父・高柳健次郎と卒業生
テレビの父・高柳健次郎
浜松高等工業学校(現・静岡大学工学部)で1926年(大正15年)12月、世界で初めてのテレビ実験を高柳健次郎先生(元教授)が行いました。実験で映し出したのは手書きの「イ」の字でした。昭和56年には文化勲章を受章されました。
高柳先生の功績は、工学部がある浜松キャンパス内の高柳記念未来創造館に展示されています。また、この功績はNHK番組のプロジェクトXでも春山丈夫(シャープ元生産技術センター所長)らとともに紹介されました。(プロジェクトX第107回 2003年1月28日放送「執念のテレビ 技術者魂30年の戦い」)
- 2009年に、高柳先生の業績に対してIEEE(米国電気電子学会)より「マイルストーン賞」が授与されました。
そのほかの技術者たち
- 国産テレビ第1号の開発に高柳健次郎と共に従事 春山丈夫(シャープ元生産技術センター所長)
- ニュートリノ検出のための実験施設カミオカンデ・世界最大の光電子増倍管の制作 晝馬輝夫・鈴木賢次(浜松ホトニクス)
- 日本初の世界規格「6H3」・VHSプロジェクトリーダー 高野鎮雄(日本ビクター元副社長)
- 超小型化・超省電力化のクオーツ腕時計の開発 藤田欣司・坂本求吉・下平忠良(元セイコー)
- ロボット犬AIBO・開発とりまとめ、AIBOの名付け親 大槻正(元ソニー)
- 新型4バルブエンジンの開発、マン島TTレースで圧勝 河島喜好・久米是志(元本田技研工業)
- 低公害エンジン「CVCCエンジン」の開発 河島喜好・久米是志(元本田技研工業)
- F1エンジンの設計者 新村公男(元本田技研工業)
- プリンス自動車最後の名車スカイライン 榊原雄二(元プリンス自動車工業)
- 500時間以上連続運転可能な船外機エンジンの開発 安川力(元ヤマハ発動機)
- 世界最大の船「出光丸」工事リーダー 南崎邦夫(元石川島播磨重工業)
- 初の国産ロケットH-II・姿勢制御の開発 小島雅夫(元日本航空電子)