数理システム工学科〔学部〕/数理システム工学コース〔大学院(修士課程)〕
数理システム工学科の概要
数理システム工学科は、「人と環境にやさしいシステム」作りに貢献する人材を育成する学科です。近年の情報システムの発達に伴い、情報産業はもとより、製造業・サービス業などすべての産業分野でシステムエンジニアの需要が増大しています。さらに、地球環境や安全の問題が大きな脅威となっており、様々な分野で環境や社会に配慮をしたシステム作りが急務となっています。本学科では、数理モデリング・シミュレーション・最適化など数理科学の手法とプログラミング言語・アルゴリズムなど情報科学の基礎、そしてリスク管理など環境科学の諸分野の学習により、「地球にやさしいシステムエンジニア」の育成を目指しています。
数理システム工学科の教育
数理システム工学科の教育目標は、「人と環境に配慮した最適なシステム」を自ら考えて作成できる自立したシステムエンジニアの育成です。システム工学の基礎である情報技術と数理科学の科目群を体系的に学習、さらに、環境関連の科学・工学を加えた科目群により、自由な発想のできるシステムエンジニアの育成を目指します。情報技術に関しては、プログラミング、アルゴリズム、コンピュータネットワーク等のコンピュータ関連科目を、数理科学ではモデリング、シミュレーション技法、数値計算法や最適化などに関する科目を学習します。
そして環境関連科目では、環境システム工学、環境適合設計などを修得します。これらの体系的な学習により、システム工学の基礎と応用力を身につけます。さらに,システム工学応用実習、プログラムコンテストなどのグループ学習を基礎とした実習により、プレゼンテーション、 コミュニケーション能力、自ら学ぶ能力、創造性、研究遂行能力などを養い、システムを自ら考え作成できる自立したエンジニアを育成します。
卒業後の進路
数理システム工学コース・数理システム工学科の卒業生の想定される進路は、前身となった旧システム工学科・システム工学専攻卒業生と同じく、情報産業はもとより、製造業、建設業、公共事業、サービス業など幅広い分野のシステム設計・開発に関する職種に及びます。
旧システム工学科・システム工学専攻の出身者は、自動車・運輸関連産業、製造業、情報通信事業、サービス業や近隣の市役所など様々な分野に就職しています。
主な就職先(2019~2021年度卒業・修了生)
- JR東海
- NEXCO中日本
- NTT東日本
- TOKAIホールディングス
- アイシン
- オービック
- 岡崎学園高等学校
- オムロン
- キヤノン
- 京セラ
- 小糸製作所
- 小松製作所
- サイバーエージェント
- 静岡県庁
- スズキ
- デンソー
- 東京電力ホールディングス
- トヨタ自動車
- 名古屋鉄道
- 浜松市役所
- 浜松ホトニクス
- 日立製作所
- 富士通
- 本田技研工業
- マキタ
- みずほフィナンシャルグループ
- 三菱電機
- 矢崎総業
- ヤマハ発動機
- リコー
取得可能資格
- 高等学校教諭一種免許状(数学)
教員
教授 | |
---|---|
赤堀 公史 | 非線形分散型方程式 |
足達 慎二 | 変分解析 |
安藤 和敏 | 離散最適化 |
石原 進 | コンピュータネットワーク |
菊地 光嗣 | 偏微分方程式 |
星賀 彰 | 非線型波動方程式の解の挙動 |
宮崎 倫子 | 微分方程式論と応用 |
宮原 高志 | 環境工学 |
守田 智 | 非線形動力学 |
准教授 | |
一ノ瀬 元喜 | 進化ゲーム,進化計算 |
岡部 誠 | コンピュータ・グラフィックス |
甲斐 充彦 | 音声情報処理 |
高 國傑 | 粉粒体物理, 分子動力学法 |
佐藤 一憲 | 数理生態学 |
関根 義浩 | 作用素環論 |
中島 徹 | 変分法,幾何解析 |
藤嶋 陽平 | 非線形偏微分方程式 |
水谷 友彦 | 数理最適化,データマイニング,オペレーションズ・リサーチ |
村田 美帆 | 非線形偏微分方程式 |
横嶋 哲 | 環境流体力学 |
助教 | |
呉 偉 | 組合せ最適化・スケジューリング |
タイン P. | 光無線通信・通信理論・通信工学 |