工学部メールマガジン


                静岡大学工学部 [第25号] 2017年10月 配信
  http://www.eng.shizuoka.ac.jp/outline/magazines/
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  ☆☆☆ 第25号発行 ☆☆☆
  このたび,メールマガジン第25号を発行いたしました.
  本メールは,静岡大学工学部の近況についてお送りします.
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┏ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃ 1. 【特別寄稿】
┃    浜キャン・インターンシップ成果報告会が開催されました

┃ 2. 【工学部のNews & Topics】

┃ 3. 【工学部の研究紹介】

┃ 4. 【お知らせ】

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[1] 【特別寄稿】
     浜キャン・インターンシップ成果報告会が開催されました
    静岡大学国際連携推進機構 特任教授 大八木智一
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 静岡大学が進めているCOC+事業は、地域が求めている人材を養成するために必要な教育カリキュラムの改革に取り組む地域拠点大学の活動を国が支援することによって、地方創生の中心となる「ひと」の県内への集積を目的としています。
 静岡大学では、この事業の一環としてインターンシップの拡充に力を入れてきました。さる9月29日には、この夏にインターンシップ実習を行った学生の「成果報告会」が浜松キャンパスで開催され、情報学部、工学部、総合科学技術研究科の学生18名が成果報告(プレゼンテーション)を行いました。それぞれがインターンシップを通じて大きな収穫を得てきたことが伝わる素晴らしい発表でした。成果報告を行った学生のうち1名(工学部電子物質科学科3年の大久保美沙さん)が最優秀賞に選ばれ、本学のインターンシップ事業にご協力いただいた浜松信用金庫より10万円の奨学金が授与されました。また優秀な成果を報告した5名に2万円の奨学金が授与されました。

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[2] 【工学部のNews & Topics】
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 ■ 新任教員の紹介
    学術院工学領域 事業開発マネジメント系列 准教授 本條晴一郎

 2月に工学領域事業開発マネジメント(MOT)系列に着任した本條晴一郎(ほんじょうせいいちろう)です。専門はマーケティングおよびユーザーイノベーションです。後者は製品やサービスの利用者自身がイノベーションを起こすという現象で、ティッシュやマウンテンバイクなどの例にとどまらず、現在ではB2BにおいてもB2Cにおいても広く起きていることが確認されています。また、研究者としてのキャリアを数理科学者としてスタートしたということもあり、技術の社会実装やAIの利用、計算社会科学の適用可能性の検討など文理横断的な場面でお声がけいただく機会が多いです。研究の軸足は社会科学にあり、特に企業と生活者の間で起きていることを社会科学最前線と捉えた上で研究を進めております。浜松地域には、自動車産業や楽器産業に代表されるように、生活者を直接の受益者とする優れたメーカーが存在し、静岡大学工学部で研究・教育活動を行う皆さまはそれらのメーカーを研究面と人材面で支える一翼を担っていると考えております。おたがいの専門性を持ち寄ってご一緒する機会があれば幸いです。よろしくお願いいたします。

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 ■ 学生サークル活動
    静岡大学卓球部
                                釜田 英暉

 私たち卓球部は1年生から3年生で活動しており、男子39人、女子11人の合計50人で活動しています。普段は浜松キャンパスと静岡キャンパスで分かれて活動していますが、大きな大会の時やイベントの時は合同で活動します。
 規定練習は浜松キャンパスでは月曜・火曜・木曜・金曜の週四日で練習しています。今年は1年生がたくさん入部してくれたこともあり、活気のある練習になっています。
 私たちは5月と9月の年に2回ある学生リーグで2部昇格に向けて日々練習に取り組んでおります。前回の学生リーグでは惜しくも2位という結果に終わってしまいましたが、現在1年生を含めて次の学生リーグに向けて練習を頑張っています。
 この部活には上に書いたようにリーグに向けて頑張っている部員だけではなく、卓球を楽しむという目的の部員も多くいます。部活動なので、サークル活動よりも忙しいときがありますが、その分部員同士の仲もとても深く、充実した日々を過ごせると思います。
 このメルマガを読んで少しでも興味が湧いた人はぜひ体育館まで足を運んでください!お待ちしています!

卓球部

卓球部 卓球部

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[3] 【工学部の研究紹介】
 ■ 「宇宙機の展開構造物の座屈評価と,新たな展開構造物の研究」
           工学部機械工学科 宇宙・環境コース 助教 有田 祥子

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 宇宙空間で,大型アンテナ,大型太陽光パネル,太陽光を帆に受けて航行するソーラーセイルなどといった大型宇宙構造物を構築しようとする時,打ち上げ時の「ロケットに入る大きさ」という制約が問題になります.そこで,ミウラ折りに代表されるような,「折りたたんで打ち上げて,宇宙空間で広げる」という展開構造様式が用いられます.しかし.100mを超えるほどの大型宇宙構造物は,これまで国際宇宙ステーション(ISS)以外には実現していません. しかも,ISSは複数回にわたって部品を打ち上げて,宇宙飛行士の手によって組立を行うという,展開構造様式とは異なる方法であり,これには約14年の構築期間がかかり,コストも約7兆円かかっています.
 私の研究では,より短期間で(できれば1回の打ち上げで)大きな構造物を確実に構築できる方法を研究しています.長大構造物には,形状維持のための剛性を確保することが課題となります.そこで私の研究では,従来よりも剛性が高く,従来よりも大面積を効率よく収納できる新しい展開構造様式を提案しようと考えています.
 また,1回の打ち上げでより大きな構造物を構築するには,ラップ程度の厚みの膜や,細いケーブルなどが使用されますが,柔らかく大変形するので,展開挙動の数値計算予測が難しく,地上実験では重力や大気抵抗の影響が大きすぎて,正確に予測できません.そのためこれまでにも,柔軟構造解析技術や,実験との合わせこみの研究が盛んに成されており,私も解析技術向上の研究を行ってきました.
 更に,一発物の宇宙機では,1回で確実に予測通り展開する保証も重要です.私の最近の研究は特にこの点に注目しており,その予測計算技術を確立するための研究を行っています.以下の図は,薄膜の展開シミュレーションにおいて,座屈領域を可視化した解析の絵です.座屈が生じると構造物は瞬時に大変形するので,どこにどれだけの大きさの座屈が生じるのかを,展開動解析中に可視化しようというものです.図の,黄色の点や赤色の線は,座屈によって大変位・大変形している部分であることを示しています.

ソーラーセイルに生じる座屈の可視化
      図 ソーラーセイルに生じる座屈の可視化
   (黄・赤が座屈により大変位・大変形を生じる部分)

 また,15年ほど前に,大学の研究室で開発が可能であることが実証された,超小型衛星(1kg~50kgの衛星)の登場により,今では様々な大学の宇宙工学研究において,超小型衛星による技術実証が行われる時代となってきました.私の研究でも,新たに提案する展開構造物を,座屈予測技術を用いて設計し,超小型衛星に搭載して宇宙実証しようと考えております.このようにアジャイル的に様々な構造技術を宇宙実証してゆき,より大型な宇宙構造物のミッションに挑戦していきたい,展開構造物で宇宙に100mを超すような長大構造物を構築できるようにしたい,と思っています.

有田先生のホームページ
https://wwp.shizuoka.ac.jp/space-structure/

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[4] 【お知らせ】
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● 静大祭 & テクノフェスタ in 浜松 (2017年11月11日(土), 12日(日))
    http://www.eng.shizuoka.ac.jp/campuslife/festa/
       ※駐車場はご利用できません。公共交通機関でお越しください。
● 秋季オープンキャンパス (2017年11月11日(土))
    http://www.eng.shizuoka.ac.jp/admission/opencampus_autumn2017/
       ※駐車場はご利用できません。公共交通機関でお越しください。

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       ~最後までお読みいただきありがとうございました~

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