静岡大学工学部 [第23号] 2017年1月 配信
http://www.eng.shizuoka.ac.jp/outline/magazines/
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☆☆☆ 第23号発行 ☆☆☆
このたび,メールマガジン第23号を発行いたしました.
本メールは,静岡大学工学部の近況についてお送りします.
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┏ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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┃ 1. 【特別寄稿】
┃ 静大初の衛星STARS-C(愛称:はごろも)宇宙へ
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┃ 2. 【工学部のNews & Topics】
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┃ 3. 【工学部の研究紹介】
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┃ 4. 【お知らせ】
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[1] 【特別寄稿】
静大初の衛星STARS-C(愛称:はごろも)宇宙へ
大学院総合科学技術研究科 工学専攻 機械工学コース 教授 山極 芳樹
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2年前より機械工学科の山極研究室・能見研究室を中心に開発を行っていた静岡
大学初の超小型衛星STARS-C(愛称:はごろも)が2016年12月9日H-IIBロケット
にて打ち上げられ,12月19日に国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」
より放出されました.本衛星は一辺10cmの立方体の衛星が2台結合されたもので,
軌道上において,その中に格納されている長さ100mの宇宙テザーと呼ばれる
ケーブルを衛星分離時に伸展しその様子のデータを得るという実験を行います.
宇宙テザーは,将来ロケットに代わる宇宙輸送システムとして期待されている
宇宙エレベータなどの基礎となる部分で,軌道上でテザーがどのように伸びて
いくかを調べることは,宇宙テザーシステムの設計を行う上で大変重要な実験
です.「はごろも」は現在地球上空約400㎞の軌道上を周回中で,1月現在,大学
内の地上局と衛星間の送受信によってテザー伸展実験にむけて衛星の状態を調整
中です.
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[2] 【工学部のNews & Topics】
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■ 新任教員の紹介
大学院総合科学技術研究科 工学専攻 機械工学コース 助教 關根 惟敏
平成28年1月に工学部機械工学科に着任致しました,關根 惟敏(せきね
ただとし)と申します.4月からは電子工学研究所のサブコア教員も務めており
ます.学部,修士,博士と静岡大学に在学し,電子工学研究所・工学部機械工学科
の浅井秀樹教授の下,回路・電磁界シミュレーションの高速化技術について学び
ました.その後,日本学術振興会の特別研究員として,工学部機械工学科の三浦
健二郎教授の下,電気系/機械系マルチフィジックスシミュレーションの基盤
研究を行いました.工学部の多くの研究室では,設計や検証のために様々な
シミュレーションツールを活用されていると思います.私は,その核となる
数値解析手法の研究を行っています.特に,スマートホンなどの小型電子機器
の設計や,電子機器を多数搭載した自動車の設計に必要な,複数の物理現象
を扱う数値モデリング技術,及び数値解析の高速化技術を専門としております.
研究や教育を通して,大学や地域へ貢献できるよう精進して参りますので,
どうぞよろしくお願い致します.
關根 惟敏ホームページ
http://www.ipc.shizuoka.ac.jp/~er568583/
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■ 学生サークル活動
静岡大学ラグビー部
小野 道也
私たちラグビー部は選手36人,マネージャー6人の計42人で活動を行って
います.一昨年の2015年W杯では日本代表が南アフリカ代表に勝利しラグビーは
脚光を浴びました.その影響のおかげで今年は入部を希望する新入生が非常に
多く,これまで以上に活気のあるチームになりました.
浜松キャンパスと静岡キャンパスの合同でチームを組んでおり,全体練習は
週に2回,土曜日と日曜日に行っています.平日はキャンパス別での練習となり,
浜松キャンパスでは水曜日と木曜日の夕方に練習を行っています.
静岡大学ラグビー部は東海学生ラグビーリーグのBリーグに所属しており,
毎年9月から11月にかけてリーグ戦が行われています.去年はBリーグ3位
という結果に終わり,今年はBリーグ1位でAリーグへ昇格することを目標に掲げ,
春先から取り組んできました.
私たちの活動はOBをはじめとした多くの人の支えのもとで成り立っています.
少しでもご期待に沿えるように頑張りますので,今後とも応援のほどよろしく
お願い致します.
ラグビー部HP
https://sites.google.com/site/shizudairugby/
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[3] 【工学部の研究紹介】
■ 「ペプチド・タンパク質化学を基盤とするケミカルバイオロジー」
工学部 化学バイオ工学科 助教 佐藤 浩平
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私は有機化学をツールとして生命機能を解明し,その巧妙なシステムを広く
応用展開することを目指しています.
生命機能の本質は化学反応の集積として理解することができます.細胞の中
では様々な化学反応を秩序だって進行させるために,酵素をはじめとする
タンパク質が重要な役割を担っています.その機能は多岐に渡り,医薬品から
食品,日用品まで幅広い分野で応用されています.天然タンパク質を凌駕する
高機能タンパク質を自在にデザイン・合成することができれば,タンパク質の
利用価値が飛躍的に高まることは想像に難くありません.私は自由自在な
デザインを実現するために,タンパク質の実用的合成法の確立に取り組んでいます.
これまでにタンパク質合成の重要合成中間体であるペプチドチオエステル誘導体
の簡便な合成法を確立しつつあります.今後は本手法を磨き上げ,真に有用な
人工タンパク質の創出に挑戦したいです.
化学バイオ工学専攻 ケミカルバイオロジーグループ ホームページ
http://www.ipc.shizuoka.ac.jp/~tnmase/chemical_biology_group/index.html
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[4] 【お知らせ】
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● 大学入試
http://www.shizuoka.ac.jp/nyushi/
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~最後までお読みいただきありがとうございました~
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