SHIZUOKA UNIVERSITY FACULTY of ENGINEERING数理システム工学科ホームページシステムエンジニアとは、コンピュータシステムだけではなく、工場プラント、経営システム、交通システム、環境システムなど様々なシステムの設計・管理に関わるエンジニアを意味します。複雑化する社会環境に囲まれ、地球環境や安全の問題が大きな脅威となった現代、シミュレーションや数理的アプローチで大規模システムの設計や最適化を行うシステムエンジニアのニーズはますます高くなっています。一例をあげると、近年日本各地で大規模な自然災害が頻発し甚大な被害をもたらしていますが、このような災害が発生した場合においても住民の生活や経済活動に深刻な影響を与えないために、各都道府県や自治体は防災・減災対策を用意しています。防災・減災対策をつくるときには、災害による被害の予測や住民の避難行動の正確なシミュレーションやリスク管理がとても重要です。こうしたシミュレーションを可能にするために、数値計算法、モデリング技術、及び最適化法に代表される数理工学やシステム工学の手法が重要な役割を果たしています。数理システム工学科では、数理モデリング、シミュレーション、最適化など数理科学の手法、ネットワークやアルゴリズムなどのコンピュータ技術、ライフサイクルアセスメントなどの環境科学の教育により、「人と環境に配慮した最適なシステム」を自ら考えて作成できる自立したエンジニアを育成します。なお、当学科では高等学校教諭一種免許状（数学）の教員免許取得が可能です。教 員ドライバーが興味のある場所に関する情報（画像など）を、今そこを走行している車から車々間の無線通信を使って収集するためのネットワークプロトコルの開発を行っています。数理モデルは様々な領域で活用されていますが、そのひとつに感染症対策があります。感染症モデルは、インターネットを介したデマの拡散といった社会現象の解析にも応用されています。階層クラスタリングでは与えられたデータ間の類似度を表す行列に最も適合するデータ集合の分割の階層構造（クラスタ木）を求めます．この問題に対する高速なアルゴリズムの研究しています。人間の知覚やコミュニケーションなどの高度な情報処理能力の一部を人工的に実現するために、様々な数理モデルを含む新しいAI技術を用いた音声情報処理技術の開発を進めています。コンピュータネットワーク非線形動力学環境流体力学・計算力学非線型波動方程式の解の挙動コンピュータグラフィクス組合せ最適化粉粒体物理・分子動力学法変分法・幾何解析 https://wwp.shizuoka.ac.jp/msys/〈教 授〉安藤 和敏 離散最適化石原 進 一ノ瀬 元喜 進化ゲーム・進化計算佐藤 一憲 数理生態学宮崎 倫子 微分方程式論と応用 宮原 高志 環境工学 守田 智 横嶋 哲 赤堀 公史 非線形分散型方程式 足達 慎二 変分解析 星賀 彰 〈准教授〉岡部 誠 甲斐 充彦 音声情報処理 呉 偉 高 國傑 水谷 友彦 数理最適化関根 義浩 作用素環論谷口 晃一 調和解析・偏微分方程式中島 徹 藤嶋 陽平 非線形偏微分方程式村田 美帆 非線形偏微分方程式〈助 教〉ファム V. T. 光無線通信・通信工学・通信理論18
元のページ ../index.html#19