工学部メールマガジン 第22号


                静岡大学工学部 [第22号] 2016年10月 配信
  http://www.eng.shizuoka.ac.jp/outline/magazines/
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  ☆☆☆ 第22号発行 ☆☆☆
  このたび、メールマガジン第22号を発行いたしました。
  本メールは、静岡大学工学部の近況についてお送りします。
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┏ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃ 1. 【特別寄稿】
┃    「反転授業支援サービス」の概要と展開

┃ 2. 【工学部のNews & Topics】

┃ 3. 【工学部の研究紹介】

┃ 4. 【お知らせ】

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[1] 【特別寄稿】
     「反転授業支援サービス」の概要と展開
                  情報基盤センター センター長 井上春樹
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  「反転授業」とは「学生は学習内容を自宅でビデオ授業を視聴して予習し、
 教室では教師が個々の生徒の指導、生徒が他の生徒と協働で取り組む形態の授業」
 と定義されます。
  最近の成功例ではシンガポールの「南洋理工大学」が「50%以上の科目を反転
 授業にする」との宣言が要因のひとつになり、東大を抜きアジア第2位の大学に
 躍進したこと(http://zatutisiki.com/4300.html)が挙げられます。
  「反転授業」が最も威力を発揮するのは、留学生、社会人などの比率が大きく
 なった場合です。従来の授業形態では「欠席するとついていけない」、「教員の
 日本語、英語が理解できない」などの理由で脱落者が急増しますが、それを解決
 します。
 実現を阻んでいた「動画作成困難」「世界配信困難」「コスト大」などの課題を
 「クラウド全面適用」「静大TV簡単動画作成方法の実用化」などで解決しました。
 わずか1時間のセミナーで受講者のほぼ全員がハイレベル授業動画を製作できる様に
 なることが実証されました。この結果、現在1500人以上の登録、6大学が無償活用中
 です。5年後には多くの授業が「反転授業」に生まれ変わっているはず、と期待
 しています。それが実現できれば静大だけでなく、日本の大学が世界ランキング
 上位を独占することになると信じています。ぜひ活用してみてください。

 静岡大学テレビジョンHP
 http://sutv.shizuoka.ac.jp/

 大学教育テレビジョン
 http://setv.shizuoka.ac.jp/

 反転授業講座
 http://setv.shizuoka.ac.jp/list.php?k=S01flip

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[2] 【工学部のNews & Topics】
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 ■ 新任教員の紹介
   大学院総合科学技術研究科 工学専攻 数理システム工学コース 岡部 誠

  8月1日付で工学部 数理システム工学科に着任致しました、助教の岡部と申します。
 平成20年、東京大学大学院で博士号を取得し、マックスプランク研究所、電気通信
 大学を経て、現在はコンテンツ製作のためのツール開発の研究をしています。

  近年、コンピュータ・グラフィックス(CG)は我々の生活に欠かせない存在とな
 りました。例えば、映画やテレビでは食品から自動車に至るまで、あらゆるもの
 がCGで表現されています。また、CGを画面の中から実世界に取り出そうという、
 デジタル・ファブリケーションの研究も盛んで、衣服、家具、ロボット等の設計
 にCG技術が応用されています。

  一方、CGが益々必要となる中、デザイナがCGツールを操作している時間が膨大
 になり、製作現場における大きなコストになっています。そこで、私たちはCG
 ツールの使いやすさを向上させることで、コンテンツ産業の発展に貢献したいと
 考えています。

  研究例1) ビデオから3次元流体アニメーションを自動生成する技術(下図)
研究例1) ビデオから3次元流体アニメーションを自動生成する技術

  研究例2) 油絵の水をアニメーションさせる技術
研究例2) 油絵の水をアニメーションさせる技術

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[3] 【工学部の研究紹介】
 ■ 「ナノスケール材料の熱電変換特性を測定するための新手法の構築」
  大学院総合科学技術研究科 工学専攻 電子物質科学コース 准教授 池田 浩也

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  グリーンエネルギー社会の実現のために,廃熱を電気として回収する熱電変換発電
 が期待されています.その変換効率を向上するには,材料のゼーベック係数(温度差
 1℃あたりの熱起電力)と電気伝導率を大きくし,熱伝導率を低減する必要がありま
 す.これらを解決する方策として,ナノ構造材料の導入が注目されていますが,材料
 がナノスケールになると,上記の物性値を評価する手法がほとんどありません.そこ
 で我々は,顕微鏡技術を用いてナノスケール材料の熱電変換特性を測定するための新
 たな評価方法について研究しています.
  ゼーベック係数の測定には,ケルビンプローブフォース顕微鏡を用います.この顕
 微鏡はフェルミエネルギーを局所的に測定できるので,温度差を与えた材料のフェル
 ミエネルギー差からゼーベック係数を算出します.シリコンウェハに対して本手法の
 妥当性を示せたので,現在はナノスケールシリコンの測定を進めています.
  熱伝導率測定については,走査電子顕微鏡(SEM)を用いた手法を提案しています.
 本手法では,ナノ構造試料の一部を電子線加熱して,熱画像カメラで得られる温度分
 布の時間変化から熱拡散率を評価します.ハードウェアが整いましたので,これから
 測定技術を確立して行きます.

  池田研究室 ホームページ
    http://nanote.eng.shizuoka.ac.jp/~ikedalab/

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[4] 【お知らせ】
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● 静大祭 & テクノフェスタ in 浜松 (2016年11月12日(土), 13日(日))
    http://www.eng.shizuoka.ac.jp/campuslife/festa/

       ※駐車場はご利用できません。公共交通機関でお越しください。

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       ~最後までお読みいただきありがとうございました~

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【静大工学部メールマガジン】

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